設定集 この設定集は、かわねぎさまのサイト【Trans Space 9】にある、 『らいか大作戦』に準拠しています。 【もくじ】 ★星間国家 ★科学技術 ★連合艦隊所属艦 ★キャラクタープロフィール
【星間国家】 ★惑星連合 地球から約200光年離れたテラン星に拠点を置く、多種族からならなる連合国家。 第1種族はテラン、第2種族はプレラット。地球は惑星連合のかたすみにあります。 惑星連合では「ワープ(超光速航行)技術を持たない種族においては、それを開発するまで干渉しない」 という鉄則があります。ワープ技術を開発した段階で、その星は星間社会に参加する準備ができたとみなされ、 惑星連合への加盟をすすめられます。 ★地球 ソル星系の第3惑星。科学力は前ワープ時代で、惑星連合より300年以上遅れています。 ただしごく一部には接触があるようです。 ★トマーク・タス同盟 イヌ系異星人・キャニアス、キツネ系リサールナル、オオカミ系ラファースによる同盟国家です。 好戦的な種族として知られていますが、現在は惑星連合と友好関係にあります。 ★DOLL王国 惑星連合のあるアルファ宇宙域から7万光年離れたデルタ宇宙域に拠点を置く、 機械と生物が組み合わさったハイブリッド生命体。科学力は惑星連合のものをはるかにしのぎます。 彼らは他の種族を強引に「同化」することで仲間を増やします。 同化と同時に得られた知識や技術はそのままDOLLのものとなってしまいます。
【科学技術】 ★宇宙艦 連合艦隊(宇宙軍)にはワープ可能な多数の艦が所属しています。 艦は大型艦(戦艦)、中型艦(巡洋艦)、小型艦(駆逐艦)に大別されます。 大型艦は全長600メートル以上、中型艦は300メートル、小型艦は100メートル。 また各艦は、シャトルと呼ばれる10〜15メートルほどの短距離用の船を多数持ちます。 ★ワープ航法 ワープ航法とは、光より速い速度で移動する技術です。 ワープの基本は、【船体を亜空間フィールドに包んで超光速滑走する】ことです。 ここでいう「亜空間」というのは、 別に異次元とか別世界とかではなく、いわば電磁場のようなものです。 通常空間では、相対性理論の制限から、質量を持った物体は絶対に光速を突破することはできず、 さらに光速(秒速30万km)に近づくにつれ船の質量は無限に向かって増えていき、 ウラシマ効果(時間の遅れ)も出てきます。(なぜなら「時間」が秒速30万kmで流れているから) しかし、この亜空間のフィールド内では、物体の質量は逆に小さくなるのです。 この亜空間フィールドを人工的に船の周囲に発生させて、超光速推進するのがワープです。 亜空間フィールドは9次まで多重に船外に張ることができ、その枚数(ワープ係数)によってワープ速度は、 係数の10/3乗ずつ加速していきます。ただしワープ10は無限速となり、事実上不可能となっています。 また亜空間フィールドは、単純に「ワープフィールド」と呼ばれることもあります。 ワープ中は、光のドップラー効果により、周囲の星が針状に見えます。 ★ワープ速度 「ワープ8」などのワープ速度を表す数字を、ワープ係数といいます。 この係数は、ワープの際に艦の周囲に張る、亜空間フィールド外殻の枚数のことです。 この亜空間フィールドは最大9枚までしか張ることができないため、「ワープ10」という速度はありえません。 連合艦隊の宇宙艦の巡航速度はワープ6。 ワープ6の速度は宇宙艦を、1光年1日ペースで移動させてくれます。 ワープ係数 ×光速 備考 ワープ1 1 光速と同じ ワープ2 10 ワープ3 39 ワープ4 102 ワープ5 214 民間船の制限速度 ワープ6 392 軍艦の巡航速度 ワープ7 656 ワープ8 1024 ワープ9 1516 ワープ9.2 1649 ワープ9.6 1909 ワープ9.9 3053 U.S.S.レテューノエル最大速度 ワープ9.99 7912 DOLL艦最大速度 ワープ9.9999 199516 亜空間通信最大速度 ワープ10 ∞ 到達不可能速度 ★トランスワープ 上記の亜空間ワープを超えるワープのことを一貫してトランスワープと呼びます。 これは大変高度で難しい技術で、惑星連合で採用されているのは、トランスワープチューブと呼ばれる チューブ状の亜空間の激流をあらかじめ領内に設置しておき、その流れに押し流されるかたちで 通常ワープの最大速度の、およそ20倍の速度で移動できるという技術です。 これは、単純に亜空間を開いて滑走するだけのワープに比べ、非常に革新的ですが、 亜空間通路(トランスワープチューブ)はデリケートなため、質量の大きい大型艦ではチューブを著しく傷つけ、 また下手をすると艦ごとトランスワープ速度でチューブ外に弾き出されてしまい、大変危険です。 しかし、DOLLテクノロジーを取り入れたレテューノエル級以降の大型艦は、 トランスワープ・ディフレクターを搭載し、船の前方にトランスワープチューブを自力で作り出して 上記のトランスワープと同等の速度を得ることができます。 ★ディフレクターシールド 宇宙艦は亜光速、または超光速で宇宙空間を疾走することになります。 このとき、最も脅威となるのが、前方から相対的に亜光速・超光速で飛び込んでくる宇宙塵であり、 たとえその宇宙塵が水素原子ひとつでも、船体に多大なダメージを与えてしまいます。 このディフレクターは、艦の前方数千万kmを一掃する重力子ビームを発生させます(ディフレクタービーム)。 言い換えれば、ワープをするためにはワープエンジンとディフレクターの両方が必要だということです。 ディフレクタービーム。ディフレクターはその性質上、遠距離センサーにも用いられます。 また小型のディフレクターは船体隔壁のあちこちに設置されていて、艦の周囲に不可視の防御シールドを張ります。 これは外部からの攻撃や、転送侵入などを防ぎます。宇宙艦の戦術的最重要技術と言っても過言ではありません。 シールドがなければ、レテューノエルといえども一撃のフェイザーで沈んでしまいます。 ★フェイザー フェイザーとは「位相変換エネルギーの整流作用(PHASed Energy Rectification)」の略語。 高速ナディオンと呼ばれる短命の素粒子を、フシギノウミという超伝導結晶に通して発生させる 強力なビーム兵器で、視覚効果的にはレーザーと大して変わりませんが、鏡に跳ね返るようなことはありません。 フェイザーは出力規模においてランク1〜10、ハンドフェイザーは用途においてタイプ1〜3に分けられます。 ハンドフェイザーはタイプ1が護身用小型ピストル、タイプ2が一般に艦隊士官が使うハンドフェイザー、 タイプ3はフェイザーライフルです。出力メモリは軽度麻痺〜爆発破壊効果まで16段階。 威力設定的にはタイプ2、3と変わりませんが、バッテリー容量や用途によって使い分けます。 宇宙艦は航路をジャマする宇宙塵から自身を守るためにランク8以上の強力な フェイザーを装備しなければなりません。また最新鋭のレテューノエル級宇宙艦には、 すさまじい出力のランク11フェイザーキャノンが新たに搭載されています。 なお、ラクティーア帝国やトマーク=タス同盟においては、フェイザーではなく ディスラプターという、類似したエネルギービーム兵器を使います。 すさまじい殺傷力を誇るフェイザービーム ★光子魚雷 量子魚雷 魚雷は宇宙艦の重力子パルス・レールガンにより発射されます。 魚雷は爆薬を抜き取って、宇宙葬の棺桶にすることもあります。 「光子魚雷」とは反物質弾頭のことであり、2メートルほどの、側面がつぶれた黒い円柱型をしています。 内部に物質と反物質を数千パケットに分けて梱包した強力な武器です。 レテューノエルには常時200基以上搭載されています。 破壊力は調節可能で核ミサイル数個分の破壊力まで出すことができます。 これは一撃で都市をクレーターに変え、また小惑星を粉砕することのできる威力です。 光子魚雷。エネルギー出力は核ミサイルの比ではありません。 惑星連合宇宙艦における武装は、主にフェイザーと光子魚雷です。 フェイザーは連射や掃射が利くものの、光速伝播のためワープ航行中にはまず使えないという欠点があります。 (ワープ中、真後ろ以外にフェイザーを撃つと、自分がダメージをこうむってしまいます) 対して光子魚雷は魚雷自体にワープフィールド維持装置が装備されているので ワープ中でも使用可能である上に、破壊力も高いのが利点です。また装置を積み込めるので、 多種多様な改造が可能です。が、保管場所を食ってしまうのが難点であり、また通常空間においては 逆に魚雷よりフェイザーの方が伝播が速いのです。 近年はフェイザーと光子魚雷という古典的な武器のほかに、多種多様な新兵器が開発されています。 レテューノエルが劇中に使用した量子魚雷は、内部に反物質でなく真空エネルギーを梱包した弾頭です。 真空エネルギーは、ビッグバンを引き起こしたという反物質以上に強烈なエネルギー。 そのため、光子魚雷をふつうのミサイルとすると、量子魚雷は核ミサイルに相当します。 量子魚雷。ごく一部の宇宙艦にしか搭載されていません。 ★インパルスエンジン 通常エンジンのことをインパルスエンジンといいます。 インパルスエンジンはデューテリウム(重水素)をプラズマ変換してエンジン外部に噴射することで、 推進力を得るエンジンです。 最大速度は「フルインパルス(推力全開)」と呼ばれ、 光速の25%(秒速75,000km)に等しいですが、その気になれば光速の90%程度まで加速可能です。 しかしその場合、相対性理論におけるウラシマ効果が発現するため、まず行われることはありません。 またこの通常エンジンのエネルギー消耗率は、実にワープエンジンの100万分の1程度です。 ワープエンジンと異なり、インパルスエンジンは連合艦隊設立から約200間、ほとんど変わっていません。 また、船体の姿勢を調節するために、船体の要所要所に設置されている 小さなインパルスエンジンのことを、「スラスター」といいます。 ★転送 転送とは、画期的なテレポーテーション技術のことです。 惑星連合における転送技術は、数万kmの範囲でほぼ一瞬にして人員・貨物を輸送できます。 この転送によって、艦隊士官らは宇宙艦をいちいち大気圏突入をせずとも惑星に上陸することができます。 さらに他の宇宙艦とのランデブーや、救助活動など、転送技術による恩恵ははかり知れません。 なお、シールドを張っている状態における転送は、基本的に不可能です。 また重力波やイオン嵐、特殊な鉱物や強い亜空間フィールドなどによって転送はたびたび妨害されるので、 必ずしも万能とはいえません。しかし転送ロックを補助するパターンエンハンサーなどの装置も数多くあります。 転送はまず人間を環状抑制ビームで固定・スキャンし、身体を素粒子のツブツブに分解します。 分解されたパターンは、転送機内部のパターンバッファに一時保存され、その後 転送座標へ向かって、パターンをビームに乗せて送り込み、そこで実像化させます。 転送は基本的に受信機いらずです。しかし安全性をより高めるため、 分解・実像化の両方か、もしくはどちらか片方を転送機で送受信するのが通常です。 しかし転送機を直接介さない「サイト・トゥ・サイト(直接転送)」と呼ばれる転送も、もちろん可能です。 この転送は急患を医療室へ運ぶために使われることが多い転送です。 ★レプリケーター 転送技術の発展系として開発された、エネルギーを使って物質を生み出す技術です。 艦内のいたるところに端末が設置されています。 機械部品はおろか、食料品や医薬品まで作れます。 ただし素粒子レベルで物質をスキャンする転送機と異なり、分子レベルで精製データを保存しているため、 グルメ向きの料理はまったく期待できません。あくまでファーストフード。 また、生命体などの複雑すぎる物体や、ダイリチウムやラチナムといった ごく一部の鉱物は作ることができないため、万能ではありません。 ★トリコーダー コンパクトな携帯用分析機。「スキャン」「分析」「記録」の3つが基本機能です。 クルーの大半が持っている、折りたたみ式の携帯電話のような機械です。 科学用トリコーダーと、医療用トリコーダーとがあります。 ★コミュニケーター(コムバッジ) 記章も兼ねる通信バッジ。一見地味ですが、高度技術の結晶です。 軽く叩くと起動し、通信が終わったとコミュニケーター自身が判断すると通話が終わります。 また艦のコンピューターにつながっていて、宇宙語翻訳機にもなるほか、転送ロックの補助装置としても大活躍をします。 左が『らいか大作戦』時代、右が『レテューノエル』時代のコムバッジ。
【連合艦隊所属艦】 U.S.S.レテューノエル NCC-2002-N レテューノエル級宇宙艦。艦長はリュック・オールト大佐。 全長660m、全幅200m、全高130m。乗員数約650人、デッキ数24、最大艦速はワープ9.9。 連合艦隊の最新鋭艦で、艦隊基準の規模としては、大型艦(戦艦)に位置します。 非常に強く汎用性の高い船体で、戦闘任務以外に、前人未踏領域の深宇宙探査任務に適し、 快適な居住性と、駆逐艦や巡洋艦クラスの比ではない火力・推力を有します。 一応、大型艦であるために通常のトランスワープチューブに入ることはできませんが、DOLLテクノロジーを 取り入れたトランスワープディフレクターによって、艦の前方にトランスワープチューブを自力で作り出し、 トランスワープ速度を出すことができます。 その他、トランスワープシステム以外に、新しいシステムとしてマルチスクランブルフェイズシールド、 クロノトン環状抑制転送ビーム、アブレーティブ装甲、ランク11フェイザー、 バイオゲルパックコンピュータなどを搭載。 U.S.S.ゴライアス NCC-23245 テラシティー級宇宙艦。全長2000m、デッキ数95という圧倒的な巨体を誇る船。最大艦速はワープ8。 スペースドッグや宇宙ステーション機能を兼ねる拠点目的で建造された、いわば空母のような艦です。 乗員数約15000人。 U.S.S.アルファ NX-30024 アルファ級宇宙艦。全長580m。乗員数約600人。デッキ数24。 最大艦速はワープ9.2。アルファ級は簡易な多目的艦として設計された大型艦で、 レテューノエル級とほぼ同サイズですが、中距離探査任務用なので火力・推力ともに標準的。 設計が優秀で扱いやすい船なので、多くの同型艦が活躍しています。U.S.S.さんこうの大型艦バージョン。 劇中では単にアルファ−1〜6と呼ばれているだけですが、正確には U.S.S.カリグラフィ NCC-36776、 U.S.S.ガッシュ NCC-37290、 U.S.S.パステル NCC-48776 U.S.S.ジロット NCC-56772、 U.S.S.カブラ NCC-57112、 U.S.S.アンバー NCC-64557。 トランス・スペース・テン 通称・TS10。第10区画目として新たに増設された超宇宙基地。地球からもテランからも約2000光年離れています。 多重にリングが重なった円盤状の基地で、直径は約1500m。TS9に比べ、民間船舶はあまり停泊しません。 司令官は、提督でありながら現役で指揮を執るニシムラ・ヨウスケ中将。ベータ宇宙域深部に 直通するワームホールを管理するため、レテューノエル級をはじめとした強力な大型戦艦が右往左往しています。 U.S.S.レテューノエルは、主にここを拠点として未知の宇宙域探査を任じられることが多いです。 U.S.S.さんこう NCC-31346 けいんず級宇宙艦。U.S.S.さんこう NCC-31346に代表されるけいんず級艦は、 惑星連合宇宙軍の主力艦ともいうべき大変優秀な設計の艦です。艦長は もけ大尉。 全長110m・質量5万tという小型艦で、最大艦速ワープ9.7。デッキ数は7階層。 小型艦ですが機動性能は高く、その姿を捕らえることは最新鋭の宇宙艦でも難しいことです。 同級艦は通常30名ほどのクルーが乗船し、多数の艦が艦隊全体で活躍していますが、 艦によってはU.S.S.さんこうのように、かなりの少人数のクルーしか配属されない艦も多いです。 そのため同級宇宙艦は、その設計を、シャトルのようにごく少人数で航行することが 可能であるようにすることを、第1コンセプトとしているようです。 また、艦名がひらがなの場合は、造船時にプレラット籍であったことを示します。 U.S.S.さんこう NCC-31346-A りとるふぉっくす級宇宙艦。U.S.S.さんこうAに代表される りとるふぉっくす級は、 けいんず級の流れを汲む、次世代小型宇宙艦の主力艦として開発された最新鋭の艦隊最速艦です。 全長120m、質量5万t、最大艦速ワープ9.985。またレテューノエル同様、トランスワープディフレクターを 装備しており、自力でトランスワープチューブをつくることが可能です。 本編には未登場ですが、『レテューノエル』本編においてライカ・フレイクス大尉が 艦長として乗っているという設定の艦です。デッキ数は7と、前のさんこうとサイズ的には変わりませんが、 すべての面において前の艦を上回っています。 【連合艦隊所属艦】 ジャガーノート DOLLヴァルゴ級宇宙艦。全長1000mの巨大さと、白く優雅な美しさを誇る艦。 高度なトランスワープ技術を持ち、通常ワープの数百倍以上の速度で航行可能です。 通常ワープの最大艦速はワープ9.99。 ヴァルゴ級は惑星連合と同盟を結んでいた時期に双方の技術を取り入れて造られた ハイブリッド艦で、船体各所におけるデザインが、連合艦隊のものによく似ています。
【キャラクター・プロフィール】
リュック・オールト(大佐・テラン人♀) Captain Luc Oort 次世代宇宙基地トランス・スペース・テンの旗艦、U.S.S.レテューノエルの艦長。 生粋の冒険家で、強い勇気と決断力、そして非常に広い視野と深い知性の持ち主です。 元DOLLという経歴を持ち、6年前のALT事件とともにその束縛から解放されます。 趣味は料理で、長い銀髪に深海色の瞳が特徴。 外見は15歳前後の少女ですが、大佐ということからも分かるように実年齢は還暦に近いです。 非常に頭の切れる人物で常に冷静沈着ではあるのですが、時に情熱的になりやすく、自信過剰な部分もあります。 また、『宇宙戦艦レテューノエル』は『らいか大作戦』の12年後という設定ですが、、 らいか時代のリュックは、U.S.S.レテューカロル NCC-2002-Kの艦長ジャン・オールト大佐です。 レイム(少佐待遇/『闘』のカーディナル・DOLL/地球人♀) Lt.Commander Reim U.S.S.レテューノエル副長。強靭な精神と身体、そして優しい心の持ち主。 DOLLの中でもトップクラスの格闘能力を有し、『闘』のカーディナルとして任命されるものの、 DOLLに対する不信から連合艦隊に身を置いています。 勤務中は「レイム副長」ですが、プライベートでは親しい友人達から「マナブ」と呼ばれています。 常に冷静沈着なリュックに対し、レイムは思いやりがあり、熱血系。 不利な状況にあればあるほど、奇抜な戦術を使って危機を脱する傾向にあります。 ガース・ハッセルホフ(少佐・キャニアス人♂) Lt.Commander Garthe Hasselhoff 古種派キャニアス族の戦士で、U.S.S.レテューノエルの戦術主任。 ガースは犬の耳だけの一般的なキャニアス人と異なり、より古参な純血キャニアス種で、 ほとんど獣人といってよい外見です。 よりサムライ気質が強く、誇りと名誉を重んじます。常にキャニアス族伝統の剣を腰からさげ、 フェイザーやオーラブレードの時代に鉄の刀で戦うこともしばしば。 無駄口をこぼさず、無愛想で堅い人物で通っていますが、レイムなどが相手だとウブさ丸出しです。 へち(少佐・プレラット人♀) Lt.Commander Hechi プレラット人の乙女。U.S.S.レテューノエルの保安主任。 戦闘的外観からはかけ離れてはいますが、保安チームをひきいて艦内の平和を守っています。 外見は白地にオレンジのぶちのあるゴールデンハムスター。傍若無人な性格。時折、エイプリルと一緒に 第16デッキのバーラウンジでバーテンをしています。「〜でち」が口癖。 キット(少佐・アンドロイド) Lt.Commander Kitt U.S.S.レテューノエル操舵士。旧時代に作られたポジトロニックアンドロイド。 思い悩んだ末に艦隊アカデミーの扉を叩きます。外見は15歳くらいの少年です。 キットは論理的に物事を考え、向上心を持ち人間に憧れています。 エモーションチップが組み込まれており、感情を持つこともできますが、普段それはオフにしているようです。 操舵以外にも、オペレーション管理や科学的検証など博識に富み、リュックの信頼が厚い士官です。 レジナルド・パロス(少佐・テラン人♂) Lt.Commander Reginald Paros U.S.S.レテューノエル機関主任。すこし小心者ですが、手先は器用でレテューノエルの 大型ワープコアから転送装置、ホロプログラムまで幅広いメカいじりをそつなくこなします。 小柄な黒人で人当たりがよく、士官服でなく作業服を着ていることも多いです。 生粋のエンジニアで、保安部や戦術部、司令部などにはまったく興味がないようです。 ボニー・マクファーソン(中佐・リサールナル人♀) Doctor Bonnie McPharson U.S.S.レテューノエル医療主任。若干のテレパス能力を持つため、妙に勘がよい人です。 女性士官でありながら、その地位は中佐であり、頼れる姉御肌として若い女性士官達に人気があります。 レテューノエル前副長のアンダーソンとは恋仲にありましたが、それ以外プライベートは不明。 ユーモアやジョークを交えつつも、時折見せる毒舌に、患者は翻弄されます。 エイプリル・ホールデン(中尉・キャロラット人♀) Counselor April Horlden U.S.S.レテューノエルのカウンセラー。――というより存在自体が和み系のようです。 医療室で見ることのできるエイプリルとボニーの漫才は、船の名物のひとつ。 また医療部員にはとても見えない外観だが、カウンセリングや内科治療の腕は立つようです。 ニシムラ・ヨウスケ(中将・地球人♂) Vice-Admiral Yousuke Nishimura TS10の司令官。四十数年前、地球から未知のエイリアン(ラクティーア)に 拉致・輸送されているところを連合艦隊の船に救出されます。 その後テラン連合艦隊アカデミーで優秀な成績を収め、地球人初の連合艦隊士官となりました。 テランにおける地球人の評価は彼の功績によるものと思ってよいものです。 がっしりした身体に、はげ頭とあご髭が精悍な人。 もとはレテューカロルと同じガバメント級宇宙艦U.S.S.ジュヴニル NCC-71889の艦長でした。 もどる