ここは「風色の島」の世界についてをご紹介するページです。 異世界「永遠の空」に迷い込んでしまった泥棒の空太と、そこで出会ったチェカとの冒険ストーリーです。 ★ストーリー ★キャラクター ★「風色の島」の世界 Story ストーリー 自称・大泥棒の木村空太・翔太兄弟は、 地方銀行の金庫室に忍びこみ、大金を盗みだしますが、警官隊の想定外の配置に 大ピンチにおちいり、大々的に追われてしまいます。 山中に逃げ込んだふたりは、そこで船のような奇妙な建物を発見します。 迷っている暇はなく、ふたりはそこに隠れることにしました。 しかし乗り込んだ直後、激しい閃光と衝撃が走ったかと思うと、 彼らは地面のまったく見えない、途方もない空の果てに浮かぶ船の上にいたのです。 そこに現れた、船のマルクナル船長とその部下。 どうやらこの船は別世界の海賊船で、エンジントラブルで一時的に次元の亀裂にはまってしまったところに、 空太と翔太が偶然乗りこんできてしまったようでした。 状況の変化についていけないふたりをよそに、 マルクナル船長らは、獲物を発見し、さっそく海賊行為をたくらみます。 マルクナル船長は相手のカドサキ船長の飛航船を攻撃し、 物資を奪おうとします。 しかしその船に乗っていたチェカという娘の予想外の反撃にあい、 マルクナルの船は手痛いダメージを受けてしまいます。 チェカの攻撃によって、空太はカドサキの船に逃れることができましたが、 翔太は撤退するマルクナルの船に取り残され、行方不明になってしまいます。 突然、異世界「永遠の空」にやってきてしまった空太。 行くあてのない彼に、チェカは「ウチに来る?」と言うのでした。 はてさて、これから一体どんなことが空太を待ち受けているのでしょう……? Characters キャラクター 【風色の島・メインキャラクター】 チェカ/Checa テテトア人♀ 12歳 テテトア島に住む女の子。いつでも明るくポジティブシンキング。 永遠の空に迷い込んできた空太といっしょに暮らしています。 テテトア人に珍しく、一人っ子であるため、わーちゃんに対し弟のように接するしっかりした面もあれば、 空太を兄のように慕う、すこし甘えん坊な面もあります。とんでもない怪力の持ち主。 木村 空太(きむら くうた)/Kimura Kuta ファランジオ人♂ 25歳 理空間の世界からやってきた泥棒。お調子者な性格ですが、 弟の翔太を探さねばならないという責任を常に心の奥底に秘めています。 逆境に強く、博識で手先がとても器用ですが、腕っぷしはめっぽう弱いです。 わーちゃん/Wir ワタメヒツジ♂ 年齢不詳 チェカのペット。てのひらサイズのワタメヒツジはテテトアのテノップ山裏手に生息する 珍味ですが、兄弟がほしいチェカがひろってきたようです。 また「珍味」というステータス上、食べられそうになることがとても多いです。 カドサキ船長/Captain Kadosaki ファランジオ人♂ 43歳 本名カドサキ・チヒロ(門崎 智広)。ファランジオ・テテトア間の、輸送飛航船の船長です。 けっこう……いや相当なバカで、空太らの頭痛が消えることはありません。 チェカや空太らの足によく使われてしまいます(^^; マオ・カブリエル/Mao Cab'Riel リゼルフィ人♀ 24歳 空太に好意をよせる、流浪の民リゼルフィの女性。 テテトア郊外の図書館で司書をしているかたわら、月イチの学校の講師もしています。 「神出鬼没」という特技を持っており、チェカと空太の行く先々でなぜか突然いたりします。 イリア/Yeria テテトア人♂ 12歳 チェカに好意を寄せる男の子。 空太とは男の友情で結ばれていますが、内心ライバル視しています。 幸薄く、とても気が弱いのですが、勇気をふりしぼることもしばしば。 リン/Rin テテトア人♀ 11歳 イリアを想い、チェカをライバル視するお嬢さま。空太からはリン子と呼ばれています。 チェカほどではないですが、意外な怪力の持ち主。 ずるいことを思いつくこともありますが、それをすぐに否定し、真っ向から行こうとする健気なコです。 テトラ/Tetora テテトラン・ファーリードラゴン♂ 2歳 テテトア島・毛竜岬に多数生息する、人懐こいテテトア毛竜(テテトラン・ファーリードラゴン)。 方向音痴なテトラは、街のほうまでよく迷子になってやってきます。 【海賊飛航船・キャンディ号 一味】 ケイト・マルクナル船長/Captain Kate Mul'Cnal リゼルフィ人♀ 39歳 気が強くて喧嘩っ早く、ちょっと涙もろい海賊船船長。お宝を求めてよく海賊行為をします。 同族のマオ同様、「神出鬼没」の特技を持ち、どこにでも現れます。 もうすぐ40歳になりますが、いまだにボーイフレンドを作ったことがないらしいです……。 チャンコスキー/Chankoski ココリア人♀ 30歳 キャンディ号の(一応)副船長。あまりしゃべりませんが、 おいしいものに目がなく、テテトア珍味であるわーちゃんを常に狙っています。 ツボック/Tsubok ナウェリ人♀ 44歳 チマチマしたツボ人間で、自称参謀。 その博識さにはマルクナルも一目置いていますが、いつも一言余計なことを言ってしまいます。 World 「風色の島」の世界 「風色の島」の劇中では、世界は2層に分かれています。 そのうち我々が住む世界を「理空間」、テテトア島のある世界を「永遠の空(叙空間)」と呼びます。 「永遠の空」は恒久平和の世界であり、争いや差別や貧困、言語の差までもが存在しません。 ★浮島(オールト)/Oort 永遠の空の世界は、我々の住む理空間とだいぶ異なった姿をしています。 どこまでもつづく大気の海に、「浮島(オールト)」と呼ばれる、直径70kmほどの巨大な岩塊体が、 おおよそ5,000〜200,000km間隔で浮遊しています。 オールトの数はまったく定かではありませんが、一説には文字通り星の数ほどあると言われています。 その星の数ほどあるオールトには、また星の数ほど多種多様な種族が住んでいます。 オールトによっては海があったりなかったり、不毛な砂漠であったり、樹木の塊のような姿であったりします。 オールトがなぜ存在し、どうやって浮遊しているかは、まったくの謎に包まれています。 現在、テテトアオールト、ファランジオオールト、フーブリカオールトなどが知られています。 ★永遠の空に住む種族 理空間にはファランジオ人(人間族)しかいませんが、 永遠の空には数え切れないほどの人類種族がいます。 テテトア人/Tetetorans テテトアオールトに住む、小柄で元気いっぱいな性格の種族。 大きな耳と金色の毛が特徴ですが、瞳の色は青、赤、緑、茶など多様です。 また身体に似合わない、すさまじい怪力を持つことでも有名。 ファランジオ人/Pharan'Zeoes いわゆる人間族。ファランジオオールトその他、いたるところで見かけます。 ファランジオ人は知力・体力ともに全体から見ると平均以下の力しか持ってないのですが、 逆境に強く好奇心旺盛で、全体をひっぱっていけるようなリーダーシップとカリスマ性のある種族です。 リゼルフィ人/Rez'Elfians 流浪の民、リゼルフィ。ファランジオ人にネコの耳と尻尾をつけたような姿をしています。 「流浪の民」の形容そのままに、ファランジオ人以上のばらけっぷりで、意外な場所で彼らの姿を見ることもちょくちょく。 また、例外なく恋愛下手です。 ナウェリ人/Nawelians 小さなツボから顔と手足が出ている、奇妙な種族。 非常に知能指数が高く博識であることで知られていますが、決して「賢い」という評価は聞きません。 ココリア人/Cocolians 豚のような外観と巨躯が特徴的な種族。 とても食いしん坊かつ美食家で、ココリアオールトではさまざまな食材が手に入ります。 エイヴァリー人/Avaries 妖精族とも言われる、体長20cm程度の小さな種族。 いたずら好きでとても好奇心が強い性格。貨物船などにもぐりこむため、実に多くのオールトにちらばっているものの、 目撃例はごくわずかです。 ★飛航船技術 オールトとオールトの間は、どんなに短くとも数千kmの距離があるため、 化石燃料エンジンと揚力を利用した、理空間の航空機のようなものではオールト間航行はできません。 そのため飛航船は、「アンチフィールド航法」という独特の技術によって空を飛びます。 理空間と叙空間(永遠の空)とは、相反する空間であり、 それぞれの空間は相手の空間を追い出そうと、反発します。 飛航船は船の周囲に、人工的に理空間のフィールドをつくりだし、 そのフィールドの形を調整することで、推進力を得ます。 理空間フィールドは、船上の風力発電で発生した高圧電流を理空間コイルに注入することで発生します。 ただし、互いにせめぎあう空間場で推進力を得るため、 もしエンジントラブルなどでフィールドが崩壊したりすると、次元と次元の間に一時的な亀裂を生じさせ、 理空間の世界に迷い込んでしまったり、船自体がバラバラになってしまう危険性もあります。